「教え子を再び戦場に送らない」 | 群馬県教職員組合

「教え子を再び戦場に送らない」

よく話題になるスローガンです。日教組の根幹として、そして批判する人たちの的として…

 

・「今さらさぁ」と考える前に、

・「親が自衛隊の子はどうするんだ!」と叫ぶその時、

・「今さら」だから、

 

みんな求めているのに、なぜか難しく絡まった糸だから、ちょっとおつきあいください。

 

このスローガンが採択されたのは1951年。当時は朝鮮戦争・再軍備・サンフランシスコ講和条約問題という政治的激動期。当時、このスローガンは、教師の戦争反対の決意をのべたものとして多くの国民の共感を集めました。日本の教師達が戦後結集し運動してきた、その原点にあるのがこのスローガンだといわれています。

 

戦中は戦争協力の国民的雰囲気。「疑っても声には出せず」と言われますが、それは現代的見方…ともかく、お国の指示を”真面目に”伝え、小国民として育て上げる。それは教師のみならず、その当時の大人誰しもが”真面目に”したことなんでしょう。

 

そして敗戦。180度転換したお国の言葉。戦争の勝ち負け、世界情勢…そんな難しいことは正直どうでもいいんです。

 

ただ、「現場で」数日前に言っていたことと真逆なことを”真面目に”伝えなければならなかった屈辱感・・・。

教え子の多くは戦地で散り、昨日まで”絶対”と教えていた教科書に墨を塗らせる・・・。

 

労働組合なのに平和運動が外せない、人として当たり前の、平和の希求が私たちの原点なのです。

 

と言っても、自分も戦争を知らない世代。当時の生活も世相も何も知らずに偉そうなことは語れません。でもだからこそ、「今さら」かもしれないけれど、言い続けなければ薄れてしまう・・・。

 

ほら、ちょっと「平和」、「反核」と言っただけで、アレルギー反応みたいに、左だ右だとレッテル貼りたがる人がいます。年に1度、2度でいいんです。もっとゆっくり、落ち着いて、そして真剣に話してみましょう。家族と、友人と、愛する人と、家庭で、職場で、学校で…。

 

20110905

このエントリーをはてなブックマークに追加